鏡の様に世相を映し出すべく名付けられた
ドイツ最大発行部数のニュース誌"シュピーゲル "やイギリスタブロイド紙"ザ・ミラー"。
世相[Social conditions]、すなわち社会の様子は政治経済、
流行、文化、市場など様々な要素を内包する。
Mirror =鏡は鑑みる(カンガミル)、すなわち見て、決定する事。
時代を見据え、新しい視点で東東京をデザインするプロジェクト
"Mirror"が映し出す物は 楽しむ人の姿だ。
かつて江戸のお膝元、城下町であり、酒落者が集う町として、文化的にも隆盛を極めていた東京の東側(EAST TOKYO)。
その後、東京の西側の都市的発展により、長らく東京のカルチャーは、渋谷区、港区を中心とした西側エリアが牽引してきました。
しかし今、ある種文化的、経済的にも飽和状態となった西側を避け、東側の元来から持ちあわせ、 存在していた「都」としての「枠」に吸い寄せられるように、建築家、アーティスト、デザイナー等々、 続々とクリエイターが東側エリアに集結してきています。
このようなムーブメントは東京だけに限ったことではありません。
例えば、LONDONの「East End」。
西側の家賃高騰を背景に、若手アーティストを中心に、広いスペースと自由な環境を求めてクリエイターが
東側に移動し始めた結果、ここ10年でロンドンのカルチャーシーンを牽引するエリアとなりました。
クリエーターたちは、かつての価値観や意識を変換させながら、デザイン、アートなどの分野から 新しい価値や息吹を吹きこもうと集まり、ジャンルの垣根を超えて交流し、 新しい場やコミュニティ、イベント、ビジネスが生まれつつあります。
2012年春、東京スカイツリーが開業し、今後ますますの発展と変貌、可能性を秘めたEAST TOKYO。
わたしたちは、ここEAST TOKYOで新しいカルチャーを発信するプロジェクト
EAST PROJECT Vol.1「Mirror」をここ蔵前に立ち上げます。
「Mirror」は、EAST TOKYOで今まさに起こっているコトを継承しながら、
エリア全体を巻き込んだ新しいムーブメントへと繋がる存在を目指します。